残暑見舞いは暑さが厳しい季節に普段は中々会えない方への安否伺いや近況報告として送る季節の挨拶状です。
でも、その残暑見舞いには送る時期があるのはご存知でしょうか?
これから出すのは
暑中見舞い?
残暑見舞い?
どっち?
そんな風に迷っている方もいるかもしれません。
そこで残暑見舞いの時期と書き方のマナーについて調べてみました。
残暑見舞いの時期はいつからいつまで?
夏の挨拶状には暑中見舞いと残暑見舞いの二つがありますが何がどう違うのでしょうか。
まずはその違いについて確認しておきましょう。
暑中とは
立秋の前日までの18日間のことを指し、この時期は1年で最も暑さが厳しいとされる時期です。
この暑中の期間に厳しい暑さを見舞う挨拶状として出すのが
暑中見舞いとなります。
詳しくは↓
暑中見舞いの時期はいつからいつまで?書き方のマナーは?
それに対して残暑は暑中の期間が過ぎた立秋から始まります。
残暑とは
暦の上では秋とされる立秋を過ぎても暑さが続いている時期のことです。
この暦の上では秋とはいえまだ暑さが続いている時期に出すのが
残暑見舞いとなります。
残暑見舞いの時期は
立秋(8/8頃)から白露(9/8頃)の前日まで
とされています。
ただ9月になると朝夕は肌寒い日もあり秋を感じる方もいますので、できるだけ8月末までに出すのがいいですね。
残暑見舞いの書き方のマナーは?
では次に残暑見舞いの書き方についてです。
まずは残暑見舞いのはがきの基本構成からみてみましょう。
・挨拶文
・時候の挨拶
・近況の報告
・相手の体調を気づかう言葉
・日付け
ではそれぞれ詳しくみていきましょう。
挨拶文
冒頭にやや大きめに書きます。
句読点は必要ありません。
残暑お見舞い申し上げます
時候の挨拶
立秋からの期間に相応しい時候の挨拶文です。
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いております。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
自分の近況報告
自分の近況報告を書きます。
具体的な内容があれば相手も読んでいて楽しいでしょう。
おかげさまで私どもは元気に過ごしております。
私どもは幸い変わりなく暮らしております。
相手の体調を気づかう言葉
まだ暑さが残る時期なので油断は禁物、相手の健康を気づかい無事を祈る思いやりのある言葉をいれましょう。
夏の疲れが出やすい頃ですので夏バテなどなさいませぬようご自愛ください。
日付け
○年○月○日のような正確な日付ではなく以下のように○年立秋や晩夏、または八月などと書きます。
令和○○年 立秋
令和○○年 晩夏
令和○○年 八月
令和○○年 葉月
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あとがき
残暑見舞いは立秋を過ぎて夏の暑さが続くときに相手の安否を伺いこちらの近況を知らせる季節のご挨拶状です。
最近はメールで済ませることも多くなりましたが、たまには心を込めてハガキを出すのもいいですよね。
その時はぜひ一言コメントを手書きで添えて出すと貰った方も嬉しいでしょう。