屋外で過ごすような場合、雨風の程度は心配です。
雨は天気予報を見ているとわかりますが、見落としがちなのが風の強さです。
ただ風速ときいてもピンとこないかもしれません。
そこで
風速とは簡単に説明すると?
風速の測り方は?
風速1mはどのくらい?
このような風速についてご紹介します。
風速とは簡単に説明すると?
風速とは簡単に説明すると、文字通り風の吹く速さのことです。
風とは空気が移動することをいい、その速さ(風速)は通常は秒速で表されます。
(例)
1メートル/秒(m/s)
また風速の単位は国際的にはノット (kt) が用いられます。
日本国内で「風速」という場合、地上約10mの高さにおける10分間の平均風速を表します。
風速の測り方は?
気象庁が風速を測る場合に使用するのは「風車型風向風速計」になります。
那覇空港の場合
(那覇航空測候所のページより)
風車型風向風速計は流線型をした胴体に垂直尾翼と4枚羽根のプロペラが取り付けられています。
垂直尾翼により風が吹くとプロペラが風上に向くように回転し胴体の向きからは風向が、プロペラの回転数からは風速がわかる仕組みになっています。
出典:気象庁ホームページ (http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku_guide/c1.html)
それでは平均風速と瞬間風速についてみてみましょう。
平均風速とは
平均風速とは、地上約10メートルの高さにおける10分間の測定値を平均したものになります。
瞬間風速とは
瞬間風速とは風速計の0.25秒間隔の測定値を3秒間(測定値12個)を平均した値になります。
これらの平均風速の最大値を最大風速、瞬間風速の最大値を最大瞬間風速といいます。
風速1mはどのくらい?
風速1mとは空気が1秒間に1メートル移動することです。
・1m/s(メートル/秒)
このように表示します。
風速1m未満であれば、体感的にほぼ無風といえるレベルです。
無風に限りになく近い風ですので影響はほとんどないといえるでしょう。
また、風の速さを段階的に分けて示したものを風力階級と呼びます。
気象庁風力階級表によると風速1mは風力1にあたります。
この風力1は、陸上では煙はたなびく状態、海上では鱗状のさざ波の状態をいいます。
風速とは簡単に説明すると?5mで自転車は倒れる?10mで傘はさせる?まとめ
風速の目安はどのくらい?釣りやゴルフはできる?車で外出しても大丈夫?
風速5mはどのくらい?自転車は倒れる?向かい風はきつい?
風速10mはどのくらい?傘はさせる?外出は控えた方がいい?
あとがき
風速について簡単に説明いたしました。
天気予報などでは天気の予報以外にも風向きや風速が示されていることもあります。
雨は弱くても風は強いということもありますので、合わせて確認するようにしましょう。