四月ともなると入学式ですね。
親戚や知り合いのお子さんであれば入学祝いを準備されると思います。
でも入学祝いに贈るのし袋の表書きや名前や金額などは、どのように書けばいいのでしょうか?
そこで入学祝いののし袋の書き方についてご紹介します。
入学祝いのし袋の書き方で表書きはどう書けばいい?
表書きとは熨斗袋の水引きの上段に書く文字のことです。
御祝や御見舞いなど目的に応じて書く文字が違います。
今回は入学の御祝ですので一般的には以下のように書きます。
・祝御入学
・御入学祝
お祝いごとなのに四文字は縁起がよくないと思われる場合は以下のように五文字で書くといいでしょう。
・御入学御祝
この場合、上段中央に「御祝」の二文字を大きめに書き、その文字のすぐ右上部分に「御入学」と書くともらった相手も何のお祝いなのか分かりやすいと思います。
また「祝御入学」の「祝」の文字だけをやや大きめに書き、一文字分スペースを開けて「御入学」と書くのもいいでしょう。
表書きは熨斗袋の目的をしめす大事な文字なので一般的には毛筆や筆ペンで書きます。
入学祝いは慶事ですので墨は濃い黒になります。
決まりはありませんがボールペンやサインペンではやや細く貧弱に見えるのであまりおすすめできません。
入学祝いのし袋の書き方で名前はどう書けばいい?
入学祝いののし袋の名前の書き方についてです。
名前は一般的に氏名(フルネーム)を書き、位置はのし袋表面の水引の下段中央に表書きよりもやや小さめの字で書きます。
たまにこのように迷われる方がいますが、書くのは御祝のお金を包む自分の名前になります。
もらった相手も祝儀袋の名前を見れば誰から頂いたお祝い金なのかわかります。
贈る側の人数によっても名前の書き方が違います。
・自分一人が贈る場合
自分の氏名を書きます。
・夫婦二人で贈る場合
右側にご主人のお名前を書き、左側には奥様のお名前を書きます。
この場合、奥様は名前のみを書いてもいいでしょう。
・友人数名などの場合
三名までは右から偉い人の順番で並べて書きます。
四名以上になる場合は表書きを〇〇一同などとして、一枚の紙に全員の名前を書いて入れるといいでしょう。
入学祝いのし袋の書き方で金額はどう書けばいい?
入学祝いののし袋の金額の書き方についてです。
中袋の裏面に金額の記入欄がある場合は、その記入欄に記入し表側には自分の住所と名前を書きます。
表:住所と名前(左下に縦書きで書く)
裏:金額(記入欄がある)
もし中袋裏面に金額の記入欄がない場合には以下のように書くといいでしょう。
表:金額(中央に大きめの文字で書く)
裏:住所と名前(左下に縦書きで書く)
中袋がないのし袋の場合は一般的に裏面に金額記入欄があることが多いのでそちらに記入するといいでしょう。
金額を書くときには以下のような字を使います。
書き方は金額の前に「金」の一文字を書き、金額の後ろにつける「也」はなくてもいいでしょう。
一 → 壱
ニ → 弐
三 → 参
五 → 伍 ※五でもOK
七 → 七
八 → 八
十 → 拾
千 → 阡
万 → 萬
円 → 圓 ※円でもOK
入学祝いのメッセージ例文!のし袋の書き方やお返しと入学式の服装まとめ
あとがき
入学祝いののし袋の書き方についてご紹介しました。
表書きや名前、また金額を書くときには参考にしてみてください。
ちなみに入学祝いののし袋の水引は花結びの方になります。
花結びは何度あっても良いお祝いなので、ほどけても結びなおせるようになっているんですよ。
入学式は小学校、中学校、高校、大学とあります。
その度に入学祝いを準備しますから何度あってもいいお祝いになるわけです。