引越しのときに気になるのがご近所への挨拶ですよね。
はじめが肝心というので挨拶はしっかりとしておきたいところです。
でも挨拶回りの品物には、どんな熨斗をかければいいのでしょう?
表書きや名前もどのようにすればいいのかわかりませんよね。
そこで引越し挨拶の熨斗の書き方を旧居と新居の場合についてご紹介します。
引越し挨拶 のし書き方!旧居
最初に、これまで住んでいた旧居での挨拶についてです。
ご近所に配る熨斗の水引は旧居も新居も蝶結びです。
これは結婚祝いなどとは違い、何度あってもいい場合の水引になります。
ただし表書きは旧居と新居では異なりますので注意しましょう。
旧居の表書きの書き方
旧居での引越しの挨拶で渡す品物の熨斗の表書きは「御礼」とします。
これまでお世話になったことに対する御礼の気持ちという意味です。
受け取る方もお礼ならと受け取りやすいと思います。
旧居の名前の書き方
名前は一般的には名字のみを書きます。
稀にご近所に同じ名字の方がいるような場合もあります。
その場合はフルネームで書いた方が誤解がなくいいかもしれません。
この辺りは臨機応変にしましょう。
品物にかける熨斗は包装紙の上にかける場合は外のし、また包装紙の下(品物に直接熨斗をかけてから包装する)にかける場合は内のしといいます。
引越しの御挨拶に持っていく品物の場合は、一般的に外のしとします。
ただし、地域などによっても多少違いはあるようです。
引越し挨拶 のし書き方!新居
表書きの書き方
新居での引越しの挨拶で渡す品物の熨斗の表書きは「御挨拶」とします。
最初ですからご挨拶とするのがいいでしょう。
また熨斗の表書きがどのように書かれているかよりも実際に渡す時の印象の方が大事です。
夜間などは避け常識的な時間帯を選んで伺い、しっかりとご挨拶しましょう。
名前の書き方
名前は旧居の場合と同じです。
結婚して名字が変わるというような場合を除いて自分の名字を書きましょう。
引越しの挨拶にのしは本当に必要?
ここまで読んで引越しの挨拶にちょっと伺うだけなのに熨斗って大げさ過ぎない?
なんて思っている方もいるかもしれません。
実際に私が体験したことでは隣に越してきた方から手提げ袋に入ったお菓子を頂戴したことがあります。
そのときは熨斗はついていませんでした。
でも本人が直接訪ねてきて引越してきたことを伝えていただいたので事情はよくわかりました。
ですので熨斗がないとダメということではないと思います。
ただ引越し先のご近所にどういう方が住んでいるのかはわかりません。
中にはマナーに厳しい人もいるかもしれませんので、熨斗がかかっているのに越したことはないと思います。
とくにご家族でのお引越しであれば熨斗をつけておいた方が無難でしょう。
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あとがき
旧居の場合はよく知っているご近所の方ということもあるので、お礼を伝えればいいかもしれません。
しかし新居はどんな方が隣近所に住んでいるかわからないこともあり不安ですよね。
こちらから訪ねて御挨拶するわけですから失礼にならないように注意しましょう。