還暦のお祝いでプレゼントを渡すとき、熨斗(のし)の名前ってどうしていますか?
夫婦連名で贈る場合や家族から贈る場合などご家庭によって様々だと思います。
熨斗を名前なしで贈るのは失礼でしょうか?
そこで還暦祝いの熨斗の名前の書き方についてご紹介します。
還暦祝いの熨斗の夫婦連名の名前の書き方は?
還暦祝いの熨斗で夫婦連名の名前の書き方についてになります。
夫婦で連名で書く場合には、まず夫の名前を水引の下の中央に書きます。
妻は夫の名前の左側に下の名前を書きます。
このように書くのが一般的になります。
●夫婦連名①
また最近増えてきたのが、夫婦の名字を水引の下の中央に書き、その下に夫と妻それぞれの下の名前を左右均等に書くという書き方です。
このような書き方でも問題はないでしょう。
●夫婦連名②
他に夫婦別姓の場合ですが、一般的には夫の名前が右、その左側に妻の名前を書くことが多いようです。
夫婦別姓ですので夫も妻もフルネームで書きます。
還暦祝いの熨斗で家族からの名前の書き方は?
還暦祝いの熨斗で家族からの名前の書き方についてになります。
家族というと還暦を迎える方のお子さんや孫というケースが多いかもしれません。
そのような場合は、熨斗の水引の下に「子供一同」または「孫一同」などと書くといいでしょう。
●子供一同
●孫一同
還暦祝いの熨斗で会社名や肩書を入れる場合の名前の書き方は?
還暦祝いの熨斗で会社名や肩書を入れる場合の名前の書き方についてになります。
このような場合、まず名前を水引の下の中央に書き、会社名を名前の右上にやや小さめに書くといいでしょう。
また株式会社なども(株)などと省略しないようにします。
連名は一般的には3名までで、四人以上の場合は代表者一名を中央に書き、その左側に少し小さめの文字で「外一同(他一同)」と書きます。
銘々の名前を書く場合は、役職や年齢の一番上の方を中央に書き、その左側に年齢や役職順に書きます。
還暦祝いの熨斗で名前なしはダメ?
のし紙を付ける場合、身内同士であれば、お互いに気心がしれているため厳格な決まりは必要ないと思われます。
しかし一般的に熨斗の表書きには何のお祝いか、名入れには誰からの贈り物なのかを記載します。
このような表書きや名入れを書かないのし紙を無地のしといいますが、今回は還暦祝いという長寿のお祝いです。
そのため、のし紙をつけること自体、あらたまった贈り物という意味になります。
そこで表書きに還暦祝いと書くのであれば、誰から贈るものなのか、還暦を祝ってくれている名前まで一緒に書いた方がいいでしょう。
あとがき
還暦祝いの熨斗に書く名前の書き方についてご紹介しました。
還暦は長寿のお祝いですから、多くは目上の方をお祝いすることになると思います。
暦が一周する人生の節目を親しい方で心を込めてお祝いしたいですよね。
そうすれば、ご本人もきっと喜んでくれるでしょう。
60歳はまだまだ人生の中盤、これからもいい関係で一緒に頑張っていきたいものです。