夏の花火大会やお祭りのときに着たいのが
浴衣ですよね。
夏らしく気分が盛り上がります。
最近は男性にも人気の浴衣は普段あまり着る機会がないので
「帯の結び方がわからない・・・」
という方もいると思います。
そこで男性の浴衣の帯の結び方について
帯の種類や簡単な締め方をご紹介します。
男性の浴衣の帯の種類は?
男性の浴衣の帯は角帯・兵児帯・作り帯と3つの種類があります。
角帯とは
角帯(かくおび)は幅約10cm長さ約4mほどの帯で男性の和装ではもっとも一般的な帯です。
特徴は兵児帯より格が高く固めで袋帯や単帯、帯芯を入れて仕立てたものなどがあります。
兵児帯とは
兵児帯(へこおび)は大幅(約74cm)もしくは中幅(約50cm)の縮緬地などをしごいて締める帯のことです。
もともと薩摩兵児が普段に締めていたのが明治維新に東京で広く用いられるようになり現在は子供や女性も締めることがあります。
特徴は生地がやわらかく幅広で楽なので普段着として愛用される半面、結び目がだらしなく見えてややほどけやすいのでよそ行きには敬遠されます。
作り帯とは
簡単に締められるように、最初から結んだ形に加工してある帯のことです。
帯を胴に巻いてマジックテープなどでつけるだけととても手軽です。
男性の帯は角帯が一般的で人気があります。
兵児帯も知られていますが角帯に比べてややカジュアルです。
そのため、どこにでも結んで出掛けられる角帯の方がおすすめです。
男性の浴衣の帯の結び方は?
男性の浴衣の帯の締め方のポイントと代表的な結びをご紹介します。
帯を巻く位置は?
最初に間違いやすいのが帯を巻く位置です。
帯はウエストではなくヘソよりやや下の腰骨のあたりを回して締めるのが基本になります。
また帯は立ったりしゃがんだりと動いているうちに緩んできますのできつく締める方がいいのですが窮屈で苦しくならないように調整することが大事です。
帯の結び方の種類は?
次に帯の結び方には貝の口・浪人結び・片ばさみなどがあります。
結び方は全て覚えるに越したことはありませんが、着る機会が多くなければ一つ覚えるだけで十分です。
それが角帯の結び方におすすめな貝の口になります。
貝の口の結び方
角帯の結び方として代表的なのが貝の口という結び方です。
折り目が二つ重なって二枚貝の口を見るようであることから「貝の口」と呼ばれています。
結びが平面的なので羽織の下に結ぶのに適していることや、寄りかかっても型崩れをしにくいので乗り物に乗る場合などにもおすすめです。
■ 貝の口の結び方の手順
1.先30cmを二つ折りにする
2.30cmのところにクリップを挟んで帯と腰紐をとめます
3.帯を巻きます
4.下の帯に合わせて巻きます
5.巻いてきた帯とヘソ側の帯を持ちギュッと締めます
6.巻いてきた帯をクリップでとめます
7.帯を前で合わせます
8.二つ折りの帯よりプラス指一本の位置で折り返します
9.内側に巻き込みます
10.クリップでとめます
11.帯の形を整えます
12.緩みを防ぐためクリップではさみます
13.お腹を凹ませて2回か3回に分けて右方向に回します
14.帯の上と下を揃えます
15.帯の上と下に指を通してシワをとります
16.前をぐっと少し下げて完成です
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あとがき
男性の帯は種類も結び方もいくつかありますが自分に合った帯を選んで結び方が分かればいいですよね。
代表的なのは角帯で結ぶ貝の口という結び方ですので迷ったらこの組み合わせがいいと思います。
浴衣を着ることに慣れてきたら帯の種類も増やして色々な結び方にも挑戦してみましょう。