季節関係なく食べられて、どんな料理にも合って、ヘルシーな豆腐。
みんな大好きですよね。
でも豆腐には木綿と絹ごしの二種類があり、それぞれ食感も違います。
他にどんな違いがあるのでしょうか?
今回は木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いについてご紹介します。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いとは?
木綿豆腐と絹ごし豆腐、どこの製造のものでも大抵この二種類が販売されています。
では木綿と絹ごしは何が違うのでしょうか。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の名前の由来とは?
そもそも木綿豆腐と絹ごし豆腐の名前はどのように付いたのでしょうか。
個人的には木綿は綿でこし絹ごしは絹でこすことで、そのような名前になっていると思っていました。
しかし調べてみると、それは間違いだということに気づきました。
まずわかりやすいのは絹ごし豆腐からです。
それがわかると木綿豆腐と呼ばれる理由もわかります。
・絹ごし豆腐・・・豆腐が絹のようにきめが細かくなめらかな様子から
・木綿豆腐・・・豆腐が綿のように粗い感触から
木綿豆腐と絹ごし豆腐の製造方法の違いは?
では、木綿豆腐と絹ごし豆腐の製造方法はどのように違うのでしょうか?
基本的にはどちらも豆腐ですから途中までは全く同じ製法になります。
水に浸すことでやわらかくなった大豆を加水しながらすり潰します。
これを「呉」といい、これをこして豆乳にした後、にがりなどの凝固財などで固めます。
ここまでは木綿豆腐も絹ごし豆腐も同じです。
違うのは
もめん豆腐の方は豆乳ににがりを加えてある程度凝固したものを、木綿の布を敷いた穴のあいた箱型に流し込み重しをして固めていきます。
きぬごし豆腐は、箱型に穴がなく重しも置かないで布も敷きつめません。豆乳を箱型に流し入れて、そこに凝固剤を入れて固めます。
このように作るため絹ごし豆腐の方が木綿豆腐に比べて濃い豆乳を使うのが特徴となります。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の栄養価の違いは
木綿豆腐や絹ごし豆腐の栄養価ではどんな違いがあるのでしょう。
原料も製法もほとんど同じなのでそれほど大きな違いがあるとはいえませんが、タンパク質は木綿豆腐の方が少し多いようです。
また逆に絹ごし豆腐はビタミンB1やB2など水溶性のビタミンを多く含んでいる特徴があります。
豆腐の特徴を活かした料理は?
豆腐は木綿と絹ごしの違いからそれぞれの特徴があり、その特徴を活かした料理があります。
木綿豆腐の特徴を活かした料理とは?
木綿豆腐の特徴は食感がしっかりしていてくずれにくいところです。
そのため炒めたり焼いたり煮たり揚げたりする料理に向いています。
豆腐ステーキ、炒り豆腐、麻婆豆腐、肉豆腐、けんちん汁など
絹ごし豆腐の特徴を活かした料理とは?
絹ごし豆腐の特徴はきめ細かくなめらかな舌触りです。
そのため、そのまま食べる冷奴やサラダなどに向いています。
冷奴、豆腐サラダ、お味噌汁、湯豆腐、鍋物など
あとがき
豆腐は色々な食材に合わせて使えてヘルシーなので毎日食べたいですよね。
また木綿豆腐や絹ごし豆腐には違いがありますが、それぞれに適した料理はあるものの食べる人の好みもあります。
ツルッとした絹ごしの舌触りが好きな人もいれば、しっかりとした食感が好きな人もいます。
そのため炒め料理なら必ず木綿豆腐を使わないといけないなど、料理によって使う豆腐に決まりはありません。
そのときどきと食べる方の好みで選べばいいでしょう。